毎回一本の映画を勝手にセレクト!! ドシロウト映画コラムコーナー!!
映画ってほんっとにイイですねえ。

韓流ブーム以前のこの作品の成功は日本の宣伝デザインスタッフのセンスが大きい思います。まず『猟奇的』っていう邦題の言葉の選択がイイですね。本国のタイトルはここまで刺激的な意味合いではないらしいです。もしタイトルが『過激な彼女』とか『奇抜な彼女』とかだったらたぶん僕はこの作品は観なかったでしょう。宣伝ツール等のデザインもかわいいですしね。
乱暴な彼女とふりまわされる男、キョヌの物語。しかし、タフでワイルドに見える彼女には、ある切ない秘密があるのだった…。
前半はふたりのやりとりが中心なんですが、笑い満載とばかりにふんだんにとりいれられたコメディー要素の数々がことごとく笑えません。笑いと洋服等
のファッションセンスなんかは10年以上前の日本といったところでしょうか。しつこい笑いの繰り返しにはっきりいって途中でちょっとウンザリしてしました。しかしこの映画の実力は彼女の秘密にせまる後半から一気に本領を発揮します。
気が強い彼女に振り回されて次第に彼女に惹かれていく、というよくありがちなパターンなんですが、そんなありきたりな映画とはこの作品は"何か"が違うと感じました。元気いっぱいで凶暴でそれでいて寂しげなしぐさがとてもキュートな彼女とこれでもかというくらい優しい彼氏キョヌ。

現在地:
シネマコラムホール
日本じゃあまり見られなくなったロングストレート
の黒髪。活発な彼女にマッチしててカワイイ。
ふと気付くと僕はそんなふたりにすっかり魅了されていました。確かに前半の演出は好きではなかったですが、彼女のお見合い相手にキョヌが「彼女と付き合う10ケ条」を教えてあげる所やクライマックスの丘の上での彼女の叫びに涙してしまうのは、前半の決してスマートじゃない「展開の泥臭さ」があってこそなのかなとも思いました。確かに始まりから終わりまですべてキレイな想い出のみで終わった恋愛は一見イイけど後々の印象は何か薄いですもんね。他と違う光る何かがある本作。韓流はニガテっていうひとでもオススメです。

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猟奇的な彼女
2003年/122分/韓国/英題:MY SASSY GIRL/配給:アミューズピクチャーズ/監督:クァク・ジェヨン/出演:チョン・ジヒョン 他
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